iso tank - 笛

あたまいたいけど笛を吹く

やべー昨日飲みすぎた。頭痛い。そして今日も酒を飲む。酒飲む前にちょっとだけ練習した。

時間なかったから5つしか練習できなかった:

Eleanor Plunkett
エレノア(またはエレナーなど)・プランケット。音楽的ジャンルで分類すると、 Slow Airというジャンルになるらしい。曲名に貼ったyoutubeのリンク先を見ていただくとわかるとおり、 ゆったりとしていて演奏しやすい反面、逆に難しい気もする。ていうか、とにかく良い曲なのだ。泣けるけど。
The Kesh
たまに「Kerrigan's」という曲名になってることもあるらしいが、同じ曲。ジャンルはJig(ジグ)。 アイルランドとかそっちの方での舞踊曲のようなノリノリキャホホイの類。吹いてると楽しくなるよ。 かつ装飾の練習にもなるからほとんどいつも吹いてる。お気に入り。
The Butterfly
俺の中で泣ける曲No.1。ちなみにNo.2はUOのStonesという曲です。知らない人は是非聴くべし。 ジャンルはSlip Jig(スリップ・ジグ)。上のThe Keshもジグだが、The Butterflyは8分の9拍子。 The Keshのような8分の6拍子のジグは「ダブル・ジグ」と呼ばれることもあるらしい。ジグは踊る系らしいが この曲は物悲しすぎてノリノリになれない。でも好き。でも胸が痛くなるからほどほどに。
Ojos Azules
上の三曲は北・西欧系の曲。ここからは「フォルクローレ」と呼ばれる、ラテンアメリカ系の民俗音楽です。 でこの曲がフォルクローレ中一番お気に入りの「青い瞳」という曲。なんかたまに「コンドルがうにゃらら」と 訳されているのを見かけるが、誤訳じゃないかと思う。てか下のヤツと間違えてる気がする。 別の記事でも書いたが出羽桜酒造 一耕のCMでも使われていた。
El Condor Pasa
知る人ぞ知るていうか誰もが知っているていうか最近の若者は知らんかもわからんね、「コンドルは飛んで行く」 です。Simon&Garfunkelが歌ってとても有名になりました。 もちろん俺も大好きです。でも今持ってるホイッスル(D管)だとキーがどうしても一音合わないの。飛べない。

今日も今日とて酒を飲む。飲まねばならぬ。付き合いって大事。でもちょっとだけ笛吹くの。だる。いて。ねむ。

あ。追記。 The Crown and The Ring(Lament of The Kings) 貼っとく。震えるがいい! 王の嘆きを知るがいい! なぜか俺が誇らしげ。

鋭意練習中

レパートリーに追加

  • Kyla Vuotti Uutta Kuuta[The Village Awaits the New Moon/新月を待つ村] - ヴァルティナ
  • たった一つの恋(TVドラマOP)
  • The Crown and The Ring(Lament of The Kings) - メナウォー

メナ・・・マノウォーです。

ティンホイッスルの吹き方なんすけど、どうやら基本的には「フゥ」(「トゥ」でなく)と吹いて、 同じ音が数回続くような部分は息を止めて音を区切るのでなく、指使いで音を区切るという奏法らしい。 いわゆる小学校で習う「トゥ」の吹き方は「タンギング」と呼ばれ、あくまで音を装飾するための 一つの技法なのだと。昨日自己晒しうpしたピクミンの「愛のうた」とかは、タンギングしまくって リコーダーっぽさを出した方が「らしい」かなー、と思いながら吹いたです。というかですね、 蛍の光もピクミンも明確に音を区切った方がいいのかなと。指使いで音を区切る方法は、 「グレースノート」「ロール」「クラン」等、色々あるらしいです (ホイッスル装飾法メモを参照)が、 息を切るのは基本的に「装飾の一つとして息を切る」のであって、息継ぎとは別に考えられているんです。 パイプやアコーディオンなど、息を継ぎ目なく流しながらキーを弾いて演奏する楽器の国だしねー。 そうすると同じ音が連続した場合の音の区切り方は「間に違う音をはさんで区切る」ということになり、 上記のグレースノートとかそういう演奏法になるみたいです。それをすると「音の跳躍」がおこるんです。 つまりソ・ソ・ソという音符を演奏する時、素早く左手中指と右手人差し指を離して押して押して離します。 「G(ソ)のロングロール」という奏法になるんですけど、このとき音はソラ#ソファソと、 音が飛び跳ねるんです。ヒョロヒョロという音が出ます。この時、なんともいえない「臭さ」「味わい」を 感じます。これがきっとアイリッシュの臭いと味。

で、つまりどういうことかというとそういう奏法で蛍の光やピクミンを演奏するとえらいことになる、と。 ピクミンなんか同じ音がずっと続くような曲だからとんでもないことになるぞ、と。 で、まじめに発音練習とかやってるオイラは腹式呼吸頑張ってます。音を一定に保てない。息(腹)が続かない。 これがいずれ上達したらおまえらさんたちをみんなそろって吃驚仰天させるような濡れ演奏をする予定なので そこんとこ世路屍駆ですー。しごとしたくない

せっかくなので吹いた

いや毎日吹いてるんですが(∵)ノ

いや常日頃ティンホイッスルってどんな音色? とか吹いてmp3うpとか色々言われるのと、 自分の欲求しこしこ日記というこのサイトの性質の利害が晴れて一致したので、家族の目を盗みながら PCにマイクつないで録音してみたですよ。fooさんとか流行りだし。

今日収録してみたのは二点。

愛のうた(ピクミンCMソング)

蛍の光

fooさんとか多分わざとはずしてるんだろうけど 俺は真面目にやってKONOZAMA(コノザマ)なのです。察してください。

ちなみに使用したホイッスルは、両方ともクラーク社製「Sweetone(スウィートン)」です。文字通り甘い音色が特徴。 しかしそんな特徴も俺のような下手くそにかかればKONOZAMA(コノザマ)なのです。おわし。

吹ける曲と吹けない曲

今一番、自信を持って吹ける曲:Tin Waltz (ZABADAK)
今一番、吹けない曲:Blarney Pilgrim (アイルランド民謡?)

Tin Waltzは文字通り「ブリキのワルツ」といった感じの、夕暮れから夜へ移り変わるのどかな 村の情景を思い起こさせる曲。だいぶ前(10年くらい前)に初めて聴いてから、 「なんだこの笛スゲーイイ」とかずっと心に残ってて、で、ティンホイッスル買って一番最初に 思い出して一番最初に吹いたのがこの曲でもある。その時はTin Waltzのことすっかり忘れてて、 ふと、「ティンってどっかで聴いたことあるな・・・確かZABADAKの曲にあったじゃん!  あ、Tinってあーそうかそういうことだったのか! 俺天才」と考えるに至ったのでありんす。 しかし譜面ない。ので耳コピで頑張って音合わせて、繰り返し繰り返し練習してるうちに、 一番自信を持って吹ける曲になったのです。ただし装飾(歌でいうコブシを入れるとかああいうの) できないっていうかこの曲は飾り気無いほうがすごく素朴でいい感じがする。うんコレいい。

で、ふとこの曲を譜面に落とそうかと考えてみた。でいざやろうとしたら面白い事に気づいた。 この曲はワルツである。ブンチャッチャーブンチャッチャーってリズムのやつ。4分の3拍子。 四分音符が一小節内に3回現れる。で、この「Tin Waltz」のリズムはブンチャッチャーというよりは、 「タンタタンタタンタ」という感じのリズムなんだこれが。 タンタタンタタンタ、というリズムはいわゆる8分の9拍子のリズムなんですよ。 そうするとこれを譜面にするには、俺はどちらの拍子記号を書けばいいのですか?

ちなみに4分の3拍子の譜面で「タンタタンタ」を表現していることはままあるのだ。

4分の3拍子でタンタタンタタンタ。
こうすると8分の9拍子の「タンタタンタタンタ」というリズムと同じということになる。

8分の9拍子でタンタタンタタンタ。
どちらも、ブンチャッチャーでありなおかつタンタでもある。

と、ここまでひとしきり悩んでひらめいた。8分の9拍子は一拍を三分割して 「オン・オフ・オン」のタイミングで「タンタ」。4分の3拍子は一拍を四分割して 「オン・オフ・オフ・オン」、つまり正しくは「タンンタ」になるのだ。 同様に8分の9拍子のブンチャッチャーは、厳密には「ブーンチャーッチャーッ」と間延びする。 俺さとりをひらいた。俺やっぱり天才。しかしこの違いを実際にどう現すか?  そりゃあんた「フィーリング」ってやつじゃないですか?  これは4分の3拍子のタンンタだ、と念じながらタンタタンタタンタする。 これは8分の9のブーンチャーッだ、と念じながらブンチャッチャーする。 こうすると味っぽくなるんじゃないすか? 決してアジではない。アジってもいない。

で、結局俺はどっちで楽譜を作ればいいんですか? 自分がどう吹いているかを考えると、 俺はおおむねブーンチャーッチャーッのリズムで吹いている。つまり8分の9だ。がしかし、 タタタン、という3連の部分では俺、三連符をイメージしている。とすると4分の3だ。 どっちなんだ俺。まさか変拍子? むう。むむむ。ええいヤメヤメ。 別に楽譜見なくても吹けるわけだし考えたら楽譜いらねーじゃん。つうか楽譜なんて作ると 逆に楽譜を気にして自分の演奏ができなくなりそうな気がしてきた。楽譜・・・恐ろしい子!

ああそうだ、んでBlarney Pilgrim(ブラーニー・ピルグリム)ね。 この曲はどうやら映画「タイタニック」で船上ダンスか何かのシーンで使われたらしい。 俺タイタニック見てないから知らないけど。アイルランド民謡らしい。 エキサイト翻訳などでそのまんま和訳すると「お世辞の巡礼者」。意味がわからぬ。 というわけで調べてみると、アイルランドにはブラーニー城という城があり、そこには 十字軍(クルセイダーズ)によって聖地から持ち運ばれてきたという石があるらしい。 そしてこの石にキスをすると雄弁になるという伝説がある。石は「ブラーニー・ストーン」と呼ばれ、 雄弁であること・お世辞が上手であるという意味を持つ英単語としても認知されている。 というわけで正しい和訳は「ブラーニー城への巡礼」となる。おそらく。

しかしこの曲、聴けば聴くほど楽しげな曲である。なんか俺のイメージする巡礼と違う。 そうか、巡礼と聞くと苦しいものを思い浮かべてしまうが、実は向こうの人々はこんな風に ダンスを踊りながら楽しげな気持ちで巡礼に行っていたんだな。瞼の裏に思い浮かべる、 古より連綿と続いた聖地・ブラーニー城への巡礼。キャホホイキャホホイ。ダンシンダンシン。 そしてブラーニー城へステップイン。ちなみにブラーニー・ストーンへキスするには体を空中へ 半身も乗り出し空を仰ぐようにして体を海老反らせ、かつ自分の全体重を腕だけで支えながら キスしなければならない(本当の話)。手を滑らせると頭から落ちる。 城のてっぺんからまっさかさま(本当の話)。頭から落ちながらダンシン。キャホホーイ!!

ちなみにこちらがBlarney Pilgrimギター弾き語りバージョン。フランコ・モローネによる 両手弾きブラーニーキャホホーイ! おふざけはさておき本当に神懸かってるので聴くべし。

Franco Morone - "Blarney Pilgrim/Marrily Dance the Quaker"

ティン・ホイッスル

新しくTin whistleに関するカテゴリを作った。今度からここに書きしたためます。

ティン・ホイッスル(Tin whistle)
あるいはペニー・ホイッスル(Penny whistle)。ティンとは真鍮・ブリキのことを指し、 つまり「おもちゃ(ブリキ)の笛」という意味。ペニーとはイギリスで流通する通貨の単位。 100ペニー=1ポンドで、日本で100円玉に対する1円玉のような扱いとなっている。 つまりそれだけ安い(ペニー通貨で買える)笛、という意味でこう呼ばれていたのが始まり。 ちなみに1ポンドは日本円にしておおむね230〜240円。なおwhistleをホイッスルと読むか ウィスルと読むかは人によってだいぶ意見が分かれる模様。

ティンホイッスルを買ったきっかけは去年の10月の、後輩の結婚式の引き出物。 なんか楽器載ってたので買ってみました。笛なら気軽に吹けるし面白いかなーと。 以前から横笛(篠笛)はお祭りで吹いてたので、元々笛に興味があったのかもしれない。

12月に入る頃、ふと結婚式の引き出物に買った笛があったのを思い出して吹いてみた。 いくつか知ってる曲を吹こうとしたらなかなかうまくいかなかくて練習を重ねる。 で、気がついたらハマってた。

平日は仕事終わってから約1時間ほど車の中で、休日は家で、ほぼ毎日練習中。

使っているホイッスル:

Walton's Standard (Soprano D)
結婚式の引き出物で入手したウォルトン社のホイッスル。 吹きまくっていたら内部が錆び、コーティングのようなものが剥がれてしまった。
Clarke Sweetone (Soprano D)
上のWalton's Standardが非常に吹きづらくなった(錆びたり剥がれたり)ので、 通販で購入したクラーク社の名品。吹きやすい反面、息の加減が難しい(ような)。

ちなみに"Soprano D"とは、ソプラノ(高音域)のD調の音階のこと。 D調(正確にはDメジャー?)は、いわゆるニ長調という音階で、簡単に言うとD(レのこと) からはじまる、レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#…という音階を持つ。 ほとんどのティン・ホイッスルがSoprano Dに合わせて作られてある (ただし、大抵のホイッスルはピッチ=音の間隔、にばらつきがあるらしい)。

なんとか吹ける曲/練習に使っている曲:

  • The Blarney Pilgrim
  • Eleanor Plunkett
  • The Rights of Man
  • The Britches
  • Rolling in the Rye Grass
  • The Butterfly
  • Crested Hens
  • The Concertina
  • The Kesh
  • Haste to The Wedding
  • An Ghaoth Aneas
  • Katie Moloney's
  • The Lisdoonvarna
  • The Sally Gardens
  • Drowsy Maggie
  • The Flogging Reel
  • Ojos Azules
  • El Condor Pasa
  • Scarborough Fair
  • Country Road (John Denver/Olivia Newton John)
  • Lough Erin Shore (ザ・コアーズ)
  • Tin Waltz (ZABADAK)
  • Stones (ウルティマ オンライン)

なんとか「同じ音を出せる」というだけで、いわゆる装飾をつけて吹けるほど余裕ないです。 しかもブラーニー・ピルグリム(The Blarney Pilgrim)とドロシー・マギー(Drowsy Maggie) に至ってはテンポが早い上に複雑で、普通に演奏することすら難しい・・・気がする。

まあ、そんなこんなで楽しくやってます。