iso tank - 笛 2007年

笛をふく(1曲うp)

どうも、ソウコです。

やー、ほらなんだかんだ言って珍獣なんですよワタクシ。笛吹くのは楽しい。笛吹きしゅきしゅき! でも誰かに聴かれるとものすげえこっぱずかしくて死ね。'''車ん中なら大丈夫だろうと思って吹きまくってたら 農作業を終えて帰ってきたオヤジにエンカウンター'''。色々言われました恥ずかしい死ね。

で、ぶっちゃけ「笛笛ってそろそろウザい」って思っている閲覧者が大部分を占めておったと思ったところ、 友人から「いやむしろ続きうp」みたいなこと言われて一念発起ピーヒャララ。レコーディング開始するも やはり家族が帰ってくる。中断してしまう。結局満足げに作れたのは1曲だけ。でもいいか、ゆっくり、ゆっくりね。

でこれが今回の曲。

El Condor Pasa

これなら知らないものはいないですよ。賛否両論悲喜交々、ご意見お問い合わせいつでもお待ちしております。

なんていうか結局、誰かに聴かれないとうまくなれないっぽいってゆーか。むしろ誰かに聴かれることで意見聞いたり 反応見たりして明日の糧となるってゆーか。「うp自重汁」でも「うぜえ」でもいいから反応がほしいところ。 ないならないでその空間(間の間)を読んで、つまり脳内解釈するだけですがね!

さて、結局うまいとこ録音できないでいるけどこれから録音していきたい曲はこんなところ。備忘録代わり。

今がんばってる曲:

  • Drowsy Maggie(Irish Trad)
  • Blarney Pilgrim(Irish Trad)
  • 東方萃夢想(東方萃夢想より)
  • Lough Erin Shore(Corrs)
  • Rathlin Island(Irish Trad) ※最難関!

なんか意見ありましたらクダサイ

Sally Garden

休みの日に家でゴロゴロしているのには理由がある。 そう、家族が誰もいなくなった隙に笛の練習&あわよくば録音をしたいと思うからです。 決して引きこもりじゃない、引きこもりじゃない、ヒキコモリジャナイ・・・ そう自分に言い聞かせ、部屋にこもる。引きこもりとはかくも苦痛な所行なり。

で、家族いなくならんのっすわ。父と母がおでかけ遊ばれるとじいさん帰ってくる。 じいさん出かけるとばあさん帰ってくる。みんな居なくなったと思ったらもう昼前。 みんな間もなく帰ってくる。思うに、世の楽器好きやレコーディングなさる方々はいかようにして 折衝をつけているのか。一人につき2千円ずつ渡し「これでちょっと外で食べてきなさい」 懐柔か。買収か。それもよかろう。でも身体は渡しても心は決して渡さない・・・!  そう思いたくなるのがヒト。1億手に入っても使い方ようわからんし別になぁー、 とか言ってる人に限ってサマージャンボ大当たりした瞬間に辞表出す。世の中そんなもんっすわ。

で、かろうじて誰もいなくなった瞬間(約1時間)に、笛の練習と録音をしてみたのす。 吹いた。ジャガー並に熱烈に吹いた。満足げ。紅潮した顔でモニタ見てみると録音途中で切れてやんのバーカ!

かろうじて最初の一曲だけ入ってたのがタイトルの名前の曲。

Sally Garden

で、たぶんみなさん聴いてみれば「あーどこかで聴いたことあるなぁ」と思われると思います。それは薬用養命酒のCM。

他のところでもポロポロと使われていると思いますが、元々アイルランドに伝わる曲で、おそらくアイルランド音楽の中でも 指折りで世界的に有名な曲だとおもます。のハズ。だと思う。たぶん。

ところで、この曲に触れた誰もが思うハズの事なんだけど、そもそもサリーって誰?

まずはググってみた

「魔法使いサリー」
定番ですね。はい次。

「インドのサリー」
インドの服がサリーっていう。

「ロングレッグ・サリー」
彼女もサリーちゃん。ていうか男か女かとか知らん。本名「ロング・レッグ・サリー」という ミドルネームも持つ憎い奴。足長。キモ。

「吉永サリー」
勇者王? 知らん。 ていうかその名前どうしても吉永さゆりを思い出して萎える。

「猫娘(ゲゲゲ5期)」
サリーでぐぐったらなぜか出てきた猫娘。ぬこたん・・・ハァハァ

というわけで、誰も「Sally Gardenのサリーって誰?」という疑問を持っていないことが判明。 なぜだっ。俺はマイノリティなのか・・・

次は歌詞をぐぐってみた。そしたらなんと意味深な歌詞が出てきたではないか。

It was down by the Sally Gardens, my love and I did meet.

She crossed the Sally Gardens with little snow-white feet.

She bid me take love easy, as the leaves grow on the tree,

But I was young and foolish, and with her did not agree.

In a field down by the river, my love and I did stand.

And on my leaning shoulder, she laid her snow-white hand.

She bid me take life easy, as the grass grows on the weirs

But I was young and foolish, and now am full of tears.

Down by the Sally Gardens, my love and I did meet.

She crossed the Sally Gardens with little snow-white feet.

She bid me take love easy, as the leaves grow on the tree,

But I was young and foolish, and with her did not agree.

自慢ではないが俺は日本人の中でも閉鎖的で内向的な日本人だ。 他の国の言葉なぞ知らぬ! いやつまり読めない。

しかし俺の天才脳をフル回転させるに、この歌の主人公はサリーちゃんと庭でちちくりあってたと推察。

でも俺バカだから? そういうのよくわかんねーっつーか? サリーちゃんと意見が合わなかったんですよと。

というわけでサリーちゃんは歌中の登場人物ということが判明。実在したかは知らぬ。

でもまぁ、良い曲だと思わない? ねえ? 俺の笛の腕前ではおそらく良さが伝っていないと思うので、 興味があったらyoutubeで探すとすぐでてきますよっと。

Lunasaでおぼえた曲

前回の記事で 「断念せざるをえない」ぽいことを書いたものの努力は常に怠らざるべきで、 そういうわけでLunasaのCD聴きながら、笛合わせられそうな曲をピックアップ。

あ、そうそう。今回買ったCDは、「Se」(シェイと読む、数字の「6」の意味で文字通り6番目のアルバム)と、
「The Kinnitty Sessions」の二つ。 Lunasaは、アイルランド等に伝わる伝統音楽を数曲つなげてアレンジして一つの曲にする、という手法をよく使っている。 ちなみにアイルランドの曲は、基本的に一曲が短く、そのフレーズをループして演奏することが多い。

で、この二つのCD聴いて「よしこれで勉強しよう!」と思ったものをリスト。

Kalyana
Seの2曲目「Leckan Mor」の第一部の原曲名。明るいジグ。
Jerry O'Sullivan's
The Kinnitty Sessionsの4曲目「Dimmer's」の第一部の原曲名。のどかさを感じさせるリール。
The Four Courts
The Kinnitty Sessionsの9曲目「Walrus」の第一部の原曲名。The Four Courtsとはアイルランドの首都ダブ☆リンにある アイルランド最高法廷のこと。中に四つの法廷があることからこう呼ばれている。ちなみにWalrusは「セイウチ」。

すげえむずいけどがんばる。

LunasaのCD買った

lunasa.jpg

と、言われてもわからない人が90%以上でしょう?

「ルナサ? ルナサっつったら、
「鬱」の音担当のひと
なんじゃねぇの!?」

っていう人のほうがなンぼか多いような気が。いやボクはそっちのルナサもけっこう好きなんですけどね? ああ、元ネタ知らないって人のために、東方Projectシリーズに出てくる敵キャラね? 一応設定としては手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力を持つポルターガイスト「プリズムリバー三姉妹」の長女でね? その中でも「鬱」の音を担当するんだけど優等生タイプで曲がったことは嫌いで正々堂々としているんだけど根暗でね? まぁそのへんはどうでもいいけどこのプリズムリバー三姉妹が登場するときのBGMがかなりお気に入りでね? つまりけっこう好きなんですよ。

話が飛んだ。で、"Lunasa"です。

lunasa2.jpg
Lunasaはアイルランドのインストゥルメンタルバンドとかそう呼ぶべき人たちで、 ボーカルとかドラムとかベースとかそういうのがないの。クラシカルな楽器やアイルランドの民族楽器などで楽曲を構成し、 たまに日本来る。

俺の大好きなティンホイッスルもこのバンドで扱う楽器の中に含まれており、 教えを請うべき師がいない俺にとってはまさに救い。こういう良い演奏をいっぱい聞いていっぱいがんばって上達しようね。

で、聴いてみた。

演奏のレベルが数桁ほど違いすぎてわけわかめ。

なにこれ、ビブラート? じゃないし、どうやったらこんな音がでるんだー? っていうくらい「????」の連続。 普通の運指表だとか、装飾音のかけ方だとか、そういうのまったく通用しない。 YouTubeの動画で、指の動きがムチャクチャ早いのはわかってたが・・・ 現時点では諸手を上げざるを得ない

とりあえず、もっともっと基本的なところからはじめないとだめそうだ

あ、ところでLunasaさん。
俺の嫁候補
このキャラクターをバンドのイメージキャラく――いえなんでもないですごめんなさいくぇdrf

せっかくなので吹いた(2回目)

つまり二回目のmp3うpなのですよ。

今回録ってみたのは5点。うち一つは笛を変えて吹いてみた。

Tin Waltz (Feadog)
Feadogで収録。ZABADAKの名曲(だと思っている)の一つ。和訳すると「ブリキのワルツ」。
Tin Waltz (Sweetone)
こちらは同じ曲をSweetoneで吹いたもの。音が全然ちなう。
The Butterfly
Feadogで収録。これが延々とループするという、まさに泣きそうな曲。和訳すると「The 蝶」。
Ojos Azules
Feadogで収録。出羽桜酒造のCMに使われ・・・って何度書いたよ俺。和訳すると「青い瞳」。
はるかなる故郷
今回初出。FF5で使われたBGMだが、歌もある。これも泣きそうになる。和訳は いらないね。

あまりにも自分が下手すぎて泣きそうになったよ。何度録り直ししたことか・・・

これに満足することなくさらに邁進する所存。皆さんおはようございます。

ゲーム音楽追加

今回は FF VI を。

  • 仲間を求めて
  • ティナのテーマ

というかそろそろ色々とUPしたり聴いてもらったり自尊心を満たしたりしたいんですけど 問題は針の穴のような隙をついて収録しなければならない件。ボイスレコーダーとか買っちゃうしか 手はないんだろうか。家にせっかく設備(パソコンとマイク)があるんだからそっちで済ませたいけど、 やはりここは車内で録音するしかないのだろうか・・・

レパートリーが増えた

新しい笛を買った結果、レパートリーが二曲ほど増えた。

遥かなる旅路
ドラゴンクエスト2の、フィールドのBGM。ムーンブルクの王女が仲間になるまではずっとこの曲と お付き合いすることになる。孤独な旅を思わせる、切なげな曲である。
ためいき
Leaf二作目のビジュアルノベル「痕 〜きずあと〜」の随所で使われるBGM。痕の代表曲の一つで、 侘び寂びを感じさせる。

なぜ新しい笛を買って吹ける曲が増えたのかというと、今まで持っていたのはD管のみだった。 それが、新しくC管を買ったからである。

Feadog C and D.
以前にも紹介したが、これが新しく買った笛「Feadog」。上の若干大きい方がC管。

しつこく書くが、D管とはすなわち D Major(ニ長調)の笛。一番低い音がレで、 レ ミ ファ# ソ ラ シ ド# と音が上がっていく。対するC管は C Major(ハ長調)。 最も普通なドではじまりド レ ミ ファ ソ ラ シ ド と音が上がっていく音調。 この音調が上記二つの曲とマッチしたのです。

や、D管であろうがC管であろうが同じ指使いをすれば同じように吹けるんすよ。が、 D管で吹けばD調のためいき、D調の遥かなる旅路になるだけで。ようは音階が一つ上がるだけ。 でもC調のこの二つの曲はとても気に入ったし、C管の野太い音とよくマッチするし、それよりなにより C管だとD管ではできなかった「音を徐々に上げる/下げる」という奏法ができる。っぽい。 D管は高音で、息の変化に敏感というか反応が良すぎて、「徐々に指を離す」とかそういうことすると 音が裏返ったりひっくりかえったりもんどりうったりする。でもC管はわりと反応が鈍いというか、 そんなにシビアじゃない。これは面白いと思った。この音がゆったりと上がったり下がったりする様は 「ためいき」に実に良く合う。今度はこういう吹き方も練習に入れようかな。

笛用メンテナンス用品

で、ティンホイッスル用のメンテナンスツールをそろえとこうかなと思ったのです。

とはいえ、確立されたそういったもの(メンテナンスキットなど)があるわけでもなく、 ありあわせの工具やらなにやらを買ってきたり、または自作したりしてそろえることにした。

まず一番最初にそろえたのが、
ヤスリ
ヤスリである。

主にマウスピース(先っちょのくわえるところ)を削ったりするのに使う。 上のなんか手術用のメスみたいな形(偏見)をしてるヤスリは、半円状になっている。

半円ヤスリ
このとおり、ってピンボケしてわからんなコレ。

ちなみに下の細いやつは針ヤスリ。本当はこれとは別に角ヤスリ(真四角いヤツ)も欲しいんだけど 近所のプラモ屋さんに売ってなかった。そのうち買ってくる所存。

あと必要なのはそう、掃除棒。リコーダーに細い黒い棒が一緒についてたのを覚えているだろうか? あれにガーゼなり布を通して、リコーダーの管内についた液体のものをがっしゃがっしゃと拭き取る。 あれがないと中に液体がたまりっぱなしとなり、 Sweetoneのように錆びてしまう。

しかし我が家にはもうリコーダーはない。仕方がないので
菜箸
あまり使わなくなった菜箸を準備。

ピンバイス
弟の部屋からピンバイスをかっぱらってきて、

その綺麗な顔を吹っ飛ばしてやる。
どてっぱらに穴を開ける。

ガーゼ
適当にガーゼを買ってきて、

ちぎる
適当にちぎって、

巻きつける
先ほど登場した糸ヤスリに巻きつけて、

One Do!
貫通っ。

完成
適当に巻いてできあがり。

使う→ふぃーどぐD
こうやってズボズボします。

テラヤッツケ。オメガてきとう。 菜箸が太すぎてSweetoneの管体に入らないという事実が発覚。

仕方がないからとりあえず目の前の仕事をしよう。うん。以上職場からでした。

Sweetone

あ、ついでだからSweetone晒しときますわ。

Sweetone D.

Clarke Sweetone(クラーク スウィートン)

スウィートワンではないです。Sweet+Toneでスウィートン。スウィートなトーン。 以前の記事のコメント にもあったとおり、高音がものすごく綺麗に出る。理由はおそらくエッジ(笛の穴んところの風を切る部分)が ものすごく薄い&鋭いことに加え、管体が全体的に小さく、その上管の先端が先細りしているため、 空気の抜けるスピードが早いことも関係していると思う。このたび買ったFeadogと比較しても、ものすごく 少ない息量で簡単に高音がピーと出る。しかもその音が綺麗なんだから何も言うことがない。

だが、どうやら管体に防錆加工がされていないようで、あっという間に変色&錆びてきた。 穴の周囲がパンダのようになってしまった。これ元々もっと綺麗だったの。あとよく見るとところどころ錆び浮いてるの。 管の中もけっこう錆びてるの。その上マウスピース取り外したら接合部分が真っ赤っかに錆びてたの。ちょっと困ったの。 表面の錆びは何か磨いて錆びを落とすようなアイテムが売られてると思うんだけど、管の中は細いし見づらいしで 多分なかなか錆びを落とせないと思うの。近所に楽器屋さんもないし超困ったですのー。

そういう理由でFeadogを買ったわけではない。喝。Feadogを買ってもこれはこれで使い続けていく。 でもやっぱり、錆びは落とせた方がいいな。なんか考えよう。

Feadogとどいた

金曜日に家に帰ってみたら長細い荷物が届いてた。

Feadog C & D.
キタワアアアアアアァァァァァァァァ

Feadog(フィードグ)

ちょっと小さい方がD管(レからはじまる)で、ちょっと大きいのがC管 (リコーダーと同じで、ドからはじまる)。普通たいていのティンホイッスルはD管なのだが、 ちょっと他の音調の管も欲しくなったのです。でもFeadogはDとCしかない。もっと様々な音調の ホイッスルを揃えてるメーカーは少なく、 例えばSusato(スザート)などがあるが、 ここで作ってるホイッスルの素材は基本的にPVCで、ちょっと値が張る。 ついでにいうとものすごくリコーダーっぽい音が出る。ポリ製だから。嫌いってわけじゃないけど ちょっと手を出しにくい。

ちなみに今回買ったD管の方は、Tweaked(改造済)ってやつで、職人さんがあらかじめ何某かの 改造を施しているホイッスルを買った。色々なところに心配りがある。吹いてたら音が出やすいし綺麗。 職人さんにマジ感謝しつつ、でもマウスピース(先っぽのところ)は外せなかったので ノリを溶かして外した。

むほほーっ! ガンバリマスゾ!

EL CONDOR PASA

邦題「コンドルは飛んでいく」。なぜこのタイトルのこの記事なのかというと、

リコーダー コンドルは飛んで行く 楽譜

という、文字列検索をしてこのサイトに飛んで来られた方がいらっしゃるようなのですのよね。

で、もしかしたら楽譜を探しておられるのかなーと思い、ここに不肖ワタクシ卯西倉子が耳コピなどして 楽譜というかなんというか、そういった類のものを掲載しようかと。と。

で、投影開始(トレース・オン)。頭の中でコンドルは飛んでいくをイメージし、メロディを楽譜にする。 そう難しいことではない。おたまじゃくし、解明。音符、解明。拍子、解明。音符から調を解析・・・む?

とりあえず以下に、脳内でイメージしたコンドルは飛んでいくから抽出したコード? 表? を表す。

B|EEbEGb|GGbGA|B-  |
 |  D |B-  |  ED|B-  |
 |  AG|E-  |  G |E-  |
B|EEbEGb|GGbGA|B-  |
 |  D |B-  |  ED|B-  |
 |  AG|E-  |  G |E-  |

B|E-Eb|EEbEEb|E-  |
 |  GE|D-  |  ED|B-  |
B|E-Eb|EEbEEb|E-  |
 |  GE|D-  |  ED|B-  |

 |  AG|E-  |  G |E-  |

おおむねフィーリングで理解していただけるとありがたい。これがコンドルは飛んでいくだ。 ってわからないよねごめんなさい。

シ ミミbミソb ソソbソラ シ~
 レ~ シ~ ミレ シ~
 ラソ ミ~ ソ~ ミ~
 ※2回繰り返し

 シ~ ミ~ ミbミ ミbミ ミbミ~
 ソミレ~ ミレシ~
 ※2回繰り返し

 ラソ ミ~ ソ~ ミ~

4分の4拍子。そう難しいメロディじゃないです。ただ、この曲は長調とか短調とかいうのは 一切当てはまらない気がした。

新しい笛を注文した

ティンホイッスルは様々な材質でできている。基本はティン(ブリキ・真鍮)だが、 ブリキをニッケルメッキ加工しているもの、錆び止めを兼ねたカラーリングを施しているもの、 アルミ、木、はてはPVC(ポリ塩化ビニール)、プラスチックなどの様々な素材で作られている。

製法も様々だ。ブリキであれば、板を丸めて接着するだけ。プラスチックやPVCは成型加工(多分)、 アルミや木に至っては削り出し加工が主流らしい(ので、基本的にアルミ製と木製はすごく高い)。 その管の形状も、まっすぐの直管のものもあれば、先端が細くなっているもの、逆に末広がり、等。

このような違いにより、基本的にティンホイッスルには一つとして同じ音色は存在しない。 安物のティンホイッスルは大量生産品で(言い方が悪いが)作りが割と雑だ。トーンホール(指穴)の 開け方も割と適当で、トランペットやサクソフォンのような楽器と違い、ピッチバランスがまったくと いっていいほど合わない。あまりに雑すぎて、専門店でオリジナルチューンを施してから販売する程だ。 もちろん買った人たちもそのままで使うことはあまりない。かくいう僕もヤスリで削ったりマウスピースを ずらして音のバランスを合わせたり、自分の吹きやすいように(ちょっとだけ)改造した。 ちなみに高級なティンホイッスルは、一本一本が職人の手作りだ。

つまり、ティンホイッスルには一つとして同じ音色の笛は存在しない。

つーわけで新しい笛を注文した。フィードグ(Feadog)というアイルランドのメーカーで、人気のある メーカーさん。ブリキ製、直管。ティンホイッスルとしてはごくごくノーマルな笛だが、定評がある。 ブリキの笛というのは、一言で言うなら「音が臭い」。管が震える。小学校のリコーダーのようなお上品な 音など望むべくもない。ちなみに一番リコーダーぽいのがやっぱりプラ製。次が木製だったか。 ニッケルはキンキンするが、反面、音が整いすぎる。アルミ製、これが一番面白い音を出す。例えて言うなら 「プィ~ン」とか。ハエかよ、みたいな音が出る。おそらく音のコントロールする幅が広いっていうか、 他のどれよりも呼気に敏感に反応するんだと思う。だとするとプロ向けってのもうなずける。

また話がオーバーランした。とにかくそんなわけでフィードグの笛を注文した。エアメールで。 イギリスから来るらしいんだが、おおむね3~4日で着くものらしい。で、かれこれ今日で6日目。 ドキドキが止まらない。早くこいよ、もう。

ふえのレベルがあがった

この間ぺーぺーぽーぽー吹いてて、ふとしたことに気づいて熟考した結果、 ピロリンとかテレレテッテッテーとかファンファーレが鳴ったことを実感したのです。

3/1の記事でも書いたとおり、 一個一個トゥトゥトゥと息を区切りながら吹いたり指をピコピコ動かすのは音楽の「装飾」で、 まずはメロディを覚えることから始めていたのです。装飾はメロディを覚えてから。 で、そんな風にぺーぺーぽーぽーと吹きながらも、単品で装飾の練習もしていたのです。 ホイッスル装飾法メモを参考にしながら。 E(ミ)から、素早く左手薬指を開いて閉じて右手薬指を閉じて開く。これがEのロングロール。 ミ→ラ#(?)→ミ→レ→ミと音が飛び跳ねる。アイリッシュの妙。

ふと、この音の流れが、僕の知っている曲のおたまじゃくしと重なった。 2/15の記事にも書いたが、 The Blarney Pilgrim という曲だ。テンポよすぎてなかなか苦労してる曲だ。指がついていかない。イントロがまず難しい。

The Blarney Pilgrim 1小節目

これと、ロングロールの運指が僕の中で突然重なった。変形ロングロールというか、 どういう風に指を動かせばいいか考えたときに、

  1. D(レ)の状態からスタート
  2. 左手薬指を開いて閉じる
  3. 右手薬指を開いて閉じる
  4. もっかい左手薬指を開いて閉じる
  5. ミ→ソ→ラと順番に開く

と指を動かすと指がきれいに動くし音も綺麗に遷移することに気づいた。 レ→ラ#(?)→レ→ミ→レ→ラ#(?)→レ→ミ→ソ→ラ、と、ラ#(?)の部分は素早く音が移動する。 「あっ、なるほど!」とこの瞬間テレレテッテッテー。僕天才。 他の部分もこういう感じで運指を工夫すると「吹ける」ことに気づいた。

アイルランド音楽のサイトには楽譜しかおいてない。あくまでも提供するのはメロディだけであって、 それを実際どういう方法で演奏するかは人それぞれなのだ。ということを思い知った15と百ウン十ヶ月の夜。

あたまいたいけど笛を吹く

やべー昨日飲みすぎた。頭痛い。そして今日も酒を飲む。酒飲む前にちょっとだけ練習した。

時間なかったから5つしか練習できなかった:

Eleanor Plunkett
エレノア(またはエレナーなど)・プランケット。音楽的ジャンルで分類すると、 Slow Airというジャンルになるらしい。曲名に貼ったyoutubeのリンク先を見ていただくとわかるとおり、 ゆったりとしていて演奏しやすい反面、逆に難しい気もする。ていうか、とにかく良い曲なのだ。泣けるけど。
The Kesh
たまに「Kerrigan's」という曲名になってることもあるらしいが、同じ曲。ジャンルはJig(ジグ)。 アイルランドとかそっちの方での舞踊曲のようなノリノリキャホホイの類。吹いてると楽しくなるよ。 かつ装飾の練習にもなるからほとんどいつも吹いてる。お気に入り。
The Butterfly
俺の中で泣ける曲No.1。ちなみにNo.2はUOのStonesという曲です。知らない人は是非聴くべし。 ジャンルはSlip Jig(スリップ・ジグ)。上のThe Keshもジグだが、The Butterflyは8分の9拍子。 The Keshのような8分の6拍子のジグは「ダブル・ジグ」と呼ばれることもあるらしい。ジグは踊る系らしいが この曲は物悲しすぎてノリノリになれない。でも好き。でも胸が痛くなるからほどほどに。
Ojos Azules
上の三曲は北・西欧系の曲。ここからは「フォルクローレ」と呼ばれる、ラテンアメリカ系の民俗音楽です。 でこの曲がフォルクローレ中一番お気に入りの「青い瞳」という曲。なんかたまに「コンドルがうにゃらら」と 訳されているのを見かけるが、誤訳じゃないかと思う。てか下のヤツと間違えてる気がする。 別の記事でも書いたが出羽桜酒造 一耕のCMでも使われていた。
El Condor Pasa
知る人ぞ知るていうか誰もが知っているていうか最近の若者は知らんかもわからんね、「コンドルは飛んで行く」 です。Simon&Garfunkelが歌ってとても有名になりました。 もちろん俺も大好きです。でも今持ってるホイッスル(D管)だとキーがどうしても一音合わないの。飛べない。

今日も今日とて酒を飲む。飲まねばならぬ。付き合いって大事。でもちょっとだけ笛吹くの。だる。いて。ねむ。

あ。追記。 The Crown and The Ring(Lament of The Kings) 貼っとく。震えるがいい! 王の嘆きを知るがいい! なぜか俺が誇らしげ。

鋭意練習中

レパートリーに追加

  • Kyla Vuotti Uutta Kuuta[The Village Awaits the New Moon/新月を待つ村] - ヴァルティナ
  • たった一つの恋(TVドラマOP)
  • The Crown and The Ring(Lament of The Kings) - メナウォー

メナ・・・マノウォーです。

ティンホイッスルの吹き方なんすけど、どうやら基本的には「フゥ」(「トゥ」でなく)と吹いて、 同じ音が数回続くような部分は息を止めて音を区切るのでなく、指使いで音を区切るという奏法らしい。 いわゆる小学校で習う「トゥ」の吹き方は「タンギング」と呼ばれ、あくまで音を装飾するための 一つの技法なのだと。昨日自己晒しうpしたピクミンの「愛のうた」とかは、タンギングしまくって リコーダーっぽさを出した方が「らしい」かなー、と思いながら吹いたです。というかですね、 蛍の光もピクミンも明確に音を区切った方がいいのかなと。指使いで音を区切る方法は、 「グレースノート」「ロール」「クラン」等、色々あるらしいです (ホイッスル装飾法メモを参照)が、 息を切るのは基本的に「装飾の一つとして息を切る」のであって、息継ぎとは別に考えられているんです。 パイプやアコーディオンなど、息を継ぎ目なく流しながらキーを弾いて演奏する楽器の国だしねー。 そうすると同じ音が連続した場合の音の区切り方は「間に違う音をはさんで区切る」ということになり、 上記のグレースノートとかそういう演奏法になるみたいです。それをすると「音の跳躍」がおこるんです。 つまりソ・ソ・ソという音符を演奏する時、素早く左手中指と右手人差し指を離して押して押して離します。 「G(ソ)のロングロール」という奏法になるんですけど、このとき音はソラ#ソファソと、 音が飛び跳ねるんです。ヒョロヒョロという音が出ます。この時、なんともいえない「臭さ」「味わい」を 感じます。これがきっとアイリッシュの臭いと味。

で、つまりどういうことかというとそういう奏法で蛍の光やピクミンを演奏するとえらいことになる、と。 ピクミンなんか同じ音がずっと続くような曲だからとんでもないことになるぞ、と。 で、まじめに発音練習とかやってるオイラは腹式呼吸頑張ってます。音を一定に保てない。息(腹)が続かない。 これがいずれ上達したらおまえらさんたちをみんなそろって吃驚仰天させるような濡れ演奏をする予定なので そこんとこ世路屍駆ですー。しごとしたくない

せっかくなので吹いた

いや毎日吹いてるんですが(∵)ノ

いや常日頃ティンホイッスルってどんな音色? とか吹いてmp3うpとか色々言われるのと、 自分の欲求しこしこ日記というこのサイトの性質の利害が晴れて一致したので、家族の目を盗みながら PCにマイクつないで録音してみたですよ。fooさんとか流行りだし。

今日収録してみたのは二点。

愛のうた(ピクミンCMソング)

蛍の光

fooさんとか多分わざとはずしてるんだろうけど 俺は真面目にやってKONOZAMA(コノザマ)なのです。察してください。

ちなみに使用したホイッスルは、両方ともクラーク社製「Sweetone(スウィートン)」です。文字通り甘い音色が特徴。 しかしそんな特徴も俺のような下手くそにかかればKONOZAMA(コノザマ)なのです。おわし。

吹ける曲と吹けない曲

今一番、自信を持って吹ける曲:Tin Waltz (ZABADAK)
今一番、吹けない曲:Blarney Pilgrim (アイルランド民謡?)

Tin Waltzは文字通り「ブリキのワルツ」といった感じの、夕暮れから夜へ移り変わるのどかな 村の情景を思い起こさせる曲。だいぶ前(10年くらい前)に初めて聴いてから、 「なんだこの笛スゲーイイ」とかずっと心に残ってて、で、ティンホイッスル買って一番最初に 思い出して一番最初に吹いたのがこの曲でもある。その時はTin Waltzのことすっかり忘れてて、 ふと、「ティンってどっかで聴いたことあるな・・・確かZABADAKの曲にあったじゃん!  あ、Tinってあーそうかそういうことだったのか! 俺天才」と考えるに至ったのでありんす。 しかし譜面ない。ので耳コピで頑張って音合わせて、繰り返し繰り返し練習してるうちに、 一番自信を持って吹ける曲になったのです。ただし装飾(歌でいうコブシを入れるとかああいうの) できないっていうかこの曲は飾り気無いほうがすごく素朴でいい感じがする。うんコレいい。

で、ふとこの曲を譜面に落とそうかと考えてみた。でいざやろうとしたら面白い事に気づいた。 この曲はワルツである。ブンチャッチャーブンチャッチャーってリズムのやつ。4分の3拍子。 四分音符が一小節内に3回現れる。で、この「Tin Waltz」のリズムはブンチャッチャーというよりは、 「タンタタンタタンタ」という感じのリズムなんだこれが。 タンタタンタタンタ、というリズムはいわゆる8分の9拍子のリズムなんですよ。 そうするとこれを譜面にするには、俺はどちらの拍子記号を書けばいいのですか?

ちなみに4分の3拍子の譜面で「タンタタンタ」を表現していることはままあるのだ。

4分の3拍子でタンタタンタタンタ。
こうすると8分の9拍子の「タンタタンタタンタ」というリズムと同じということになる。

8分の9拍子でタンタタンタタンタ。
どちらも、ブンチャッチャーでありなおかつタンタでもある。

と、ここまでひとしきり悩んでひらめいた。8分の9拍子は一拍を三分割して 「オン・オフ・オン」のタイミングで「タンタ」。4分の3拍子は一拍を四分割して 「オン・オフ・オフ・オン」、つまり正しくは「タンンタ」になるのだ。 同様に8分の9拍子のブンチャッチャーは、厳密には「ブーンチャーッチャーッ」と間延びする。 俺さとりをひらいた。俺やっぱり天才。しかしこの違いを実際にどう現すか?  そりゃあんた「フィーリング」ってやつじゃないですか?  これは4分の3拍子のタンンタだ、と念じながらタンタタンタタンタする。 これは8分の9のブーンチャーッだ、と念じながらブンチャッチャーする。 こうすると味っぽくなるんじゃないすか? 決してアジではない。アジってもいない。

で、結局俺はどっちで楽譜を作ればいいんですか? 自分がどう吹いているかを考えると、 俺はおおむねブーンチャーッチャーッのリズムで吹いている。つまり8分の9だ。がしかし、 タタタン、という3連の部分では俺、三連符をイメージしている。とすると4分の3だ。 どっちなんだ俺。まさか変拍子? むう。むむむ。ええいヤメヤメ。 別に楽譜見なくても吹けるわけだし考えたら楽譜いらねーじゃん。つうか楽譜なんて作ると 逆に楽譜を気にして自分の演奏ができなくなりそうな気がしてきた。楽譜・・・恐ろしい子!

ああそうだ、んでBlarney Pilgrim(ブラーニー・ピルグリム)ね。 この曲はどうやら映画「タイタニック」で船上ダンスか何かのシーンで使われたらしい。 俺タイタニック見てないから知らないけど。アイルランド民謡らしい。 エキサイト翻訳などでそのまんま和訳すると「お世辞の巡礼者」。意味がわからぬ。 というわけで調べてみると、アイルランドにはブラーニー城という城があり、そこには 十字軍(クルセイダーズ)によって聖地から持ち運ばれてきたという石があるらしい。 そしてこの石にキスをすると雄弁になるという伝説がある。石は「ブラーニー・ストーン」と呼ばれ、 雄弁であること・お世辞が上手であるという意味を持つ英単語としても認知されている。 というわけで正しい和訳は「ブラーニー城への巡礼」となる。おそらく。

しかしこの曲、聴けば聴くほど楽しげな曲である。なんか俺のイメージする巡礼と違う。 そうか、巡礼と聞くと苦しいものを思い浮かべてしまうが、実は向こうの人々はこんな風に ダンスを踊りながら楽しげな気持ちで巡礼に行っていたんだな。瞼の裏に思い浮かべる、 古より連綿と続いた聖地・ブラーニー城への巡礼。キャホホイキャホホイ。ダンシンダンシン。 そしてブラーニー城へステップイン。ちなみにブラーニー・ストーンへキスするには体を空中へ 半身も乗り出し空を仰ぐようにして体を海老反らせ、かつ自分の全体重を腕だけで支えながら キスしなければならない(本当の話)。手を滑らせると頭から落ちる。 城のてっぺんからまっさかさま(本当の話)。頭から落ちながらダンシン。キャホホーイ!!

ちなみにこちらがBlarney Pilgrimギター弾き語りバージョン。フランコ・モローネによる 両手弾きブラーニーキャホホーイ! おふざけはさておき本当に神懸かってるので聴くべし。

Franco Morone - "Blarney Pilgrim/Marrily Dance the Quaker"

ティン・ホイッスル

新しくTin whistleに関するカテゴリを作った。今度からここに書きしたためます。

ティン・ホイッスル(Tin whistle)
あるいはペニー・ホイッスル(Penny whistle)。ティンとは真鍮・ブリキのことを指し、 つまり「おもちゃ(ブリキ)の笛」という意味。ペニーとはイギリスで流通する通貨の単位。 100ペニー=1ポンドで、日本で100円玉に対する1円玉のような扱いとなっている。 つまりそれだけ安い(ペニー通貨で買える)笛、という意味でこう呼ばれていたのが始まり。 ちなみに1ポンドは日本円にしておおむね230〜240円。なおwhistleをホイッスルと読むか ウィスルと読むかは人によってだいぶ意見が分かれる模様。

ティンホイッスルを買ったきっかけは去年の10月の、後輩の結婚式の引き出物。 なんか楽器載ってたので買ってみました。笛なら気軽に吹けるし面白いかなーと。 以前から横笛(篠笛)はお祭りで吹いてたので、元々笛に興味があったのかもしれない。

12月に入る頃、ふと結婚式の引き出物に買った笛があったのを思い出して吹いてみた。 いくつか知ってる曲を吹こうとしたらなかなかうまくいかなかくて練習を重ねる。 で、気がついたらハマってた。

平日は仕事終わってから約1時間ほど車の中で、休日は家で、ほぼ毎日練習中。

使っているホイッスル:

Walton's Standard (Soprano D)
結婚式の引き出物で入手したウォルトン社のホイッスル。 吹きまくっていたら内部が錆び、コーティングのようなものが剥がれてしまった。
Clarke Sweetone (Soprano D)
上のWalton's Standardが非常に吹きづらくなった(錆びたり剥がれたり)ので、 通販で購入したクラーク社の名品。吹きやすい反面、息の加減が難しい(ような)。

ちなみに"Soprano D"とは、ソプラノ(高音域)のD調の音階のこと。 D調(正確にはDメジャー?)は、いわゆるニ長調という音階で、簡単に言うとD(レのこと) からはじまる、レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#…という音階を持つ。 ほとんどのティン・ホイッスルがSoprano Dに合わせて作られてある (ただし、大抵のホイッスルはピッチ=音の間隔、にばらつきがあるらしい)。

なんとか吹ける曲/練習に使っている曲:

  • The Blarney Pilgrim
  • Eleanor Plunkett
  • The Rights of Man
  • The Britches
  • Rolling in the Rye Grass
  • The Butterfly
  • Crested Hens
  • The Concertina
  • The Kesh
  • Haste to The Wedding
  • An Ghaoth Aneas
  • Katie Moloney's
  • The Lisdoonvarna
  • The Sally Gardens
  • Drowsy Maggie
  • The Flogging Reel
  • Ojos Azules
  • El Condor Pasa
  • Scarborough Fair
  • Country Road (John Denver/Olivia Newton John)
  • Lough Erin Shore (ザ・コアーズ)
  • Tin Waltz (ZABADAK)
  • Stones (ウルティマ オンライン)

なんとか「同じ音を出せる」というだけで、いわゆる装飾をつけて吹けるほど余裕ないです。 しかもブラーニー・ピルグリム(The Blarney Pilgrim)とドロシー・マギー(Drowsy Maggie) に至ってはテンポが早い上に複雑で、普通に演奏することすら難しい・・・気がする。

まあ、そんなこんなで楽しくやってます。

スキル「リズム」が0.3あがった

前回の記事で音は幸福を運び、そして耳から摂取しケツから出た幸福のカスにもまた 幸福が残留しているということについて言及した。つまりケツから出る音は福音であると 証明されたわけである。あートイレすっきりした。

どんだけ長い間トイレに篭ってたのか。それはどうでもいい。俺の大便室滞在時間は 長い。そんなことより音である。俺は近頃ティンホイッスルをいじくり回している。 ティンホイッスルというのは楽器で、つまり縦笛。実に安っぽい音が出る。 しかし工夫次第でそれは人の心をも打つという。というわけで俺は励む。

念のため書いておくと縦笛吹くのが上手になったからといってモテるわけではない。 縦笛を吹いている様は口をすぼめたり頬を膨らましたり、なんだか卑猥である。 見た目はあまりおよろしくない。吹く人によってはちょっとキモい。つまり俺だ。 つまり俺はモテたいがために楽器を習い始めたというわけではない、ということを ここに宣言したことになる。そう、純粋に音楽を楽しむ心。

ではならばなぜここに関心無いはずのことを書く必要があるのか。それはすなわち 自分の心の奥に「実はそうは思っていない」自分がいるからである。つまりモテたい。 はい、俺はやはりモテたいのです。縦笛如何に関わらず。でも俺が縦笛吹いてる姿を見て 「えっ・・・やだ何この人ちょっとカッコイイかも(はーと)」 とかいうフラグが立ったらいいな。立たない。

ずいぶん長いこと話が飛んだ。とにかく縦笛を吹いている。 最近「ジグ」と呼ばれるジャンルの曲を練習している。 これは8分の6拍子というちょっと特殊?なリズムで演奏されることのある、 アイルランド音楽に多いリズムのひとつ、らしい。 でも伊達に小・中・高とおべんきょうをならってきた俺ではない。大学? 金なかった。 で、これ割れるっすよ。インテリ風にいうとこれ約分できます。4分の3ですね。ふふん。 しかしここに大いなる落とし穴があった。俺ハマった。

音楽の分数は分母が音符を、分子が一小節あたりの音符数をあらわす。 これを拍子記号という。つまり4分の3拍子といえば四分音符が一小節内に3つ入る。 つまり8分の6は八分音符が一小節内に6つ入る。計算上または見た目は同じではあるが、 リズムは全然違うのだ。これを理解するまで数日かかった。

簡単にゆうとリズムのとり方には強いと弱いと普通がある。 同じテンポで手をパンパン叩くにしろ、強弱をつけることではじめてリズムが生まれる事に 改めて気づかされたのだ。これにはしてやられた。 八分音符が三つ並んだ楽譜を連想してほしい。八分音符が並ぶと、 上のところがヒゲじゃなくて横棒になって連結するじゃないですか。これを三連結。 で、これを手を叩く時に、最初の一発を強く叩いて後の二つを弱く叩くようにする。 タタ。八分音符なので早く叩く。これが三拍子。これを二回繰り返す。 タタタタ。これが8分の6拍子となる。 これをずっと続けて叩く。腕が疲れる。ヤメヤメ。ともあれ、コレに気づいたのだ。 俺びっくりした。俺目覚メチャッタ。

結論。8分の6と4分の3では、音符の連結や強弱のつけ方が違うということ。

8分の6拍子
これが8分の6拍子で、

4分の3拍子
これが4分の3拍子。

同じ8分音符でも連結の仕方が全然違うわけ。 8分の6拍子はタタタタなのに対し、4分の3拍子は タなのですよ。 最初からこの画像を載せておけばよかった。まあいい。

さらにリズムをちょっと簡略?してみる。約分に近いかもしれない。今頭の楽譜の中には、 八分音符が三つずつ連結されていて、それが一小節の中に2セット入っていると思う。 これをいじって、三連結の最初の八分音符二つを、四分音符一つに置き換える。 タンタ。リズムはこうなるね。これが2セットだから、タンタタンタ、というリズムになる。 で、タンを強調すると、タンタンタ。音符の数が減った分 腕もあんまり疲れないし、小気味のいいリズムだと思う。

タンタタンタ。

で、このタタタタとタンタンタ を適当に混ぜたりつなげたりして叩いてみるとどうなるか。すごく複雑で楽しげなリズムに なると思うんだ。つまりこれがジグなんだと僕は思った。楽しいでしょ?  楽しいと思ったら僕と一緒に笛吹こう。ちなみに僕は横笛も持ってるし吹ける。僕すごいでしょ?