iso tank - ADHDと自閉症 2007年

リタリン(Ritalin)

塩酸メチルフェニデート? だかいう覚醒剤ならぬ「向精神薬」であるこの 「リタリン(Ritalin)」という薬剤であるが、このたび うつ病への適応が除外された

ぶっちゃけていうと俺が困る。やめてよまじで!

白状すると(前々からブログやら何やらでちらちらと言ってたけど) 結論から述べると俺はうつ病(とADHD、他)なのです。 見えない? まぁそんなひどくないし。毎日ちゃんと薬飲んでるし。 おかげで最近の精神状態は未だ波はあるものの大分安定してきたところ・・・だったのになぁ。

この薬、飲み始めは効き目が強すぎたので、一個を半分にして飲まざるを得なかった。 飲んで10分くらいすると今まで狭く思えた自分の視野が突然開けてくる。木の葉の一つ一つが色も鮮やかに くっきりと見えるようになり「眼が良くなった」と誤解した(実際には集中力が各方面に増強されるのだそうだ)。 カウンセラーさんによると、薬全般にいえることでもあるが、リタリンは「補助輪」なのだ、と言う。 つまり俺からしていうと、「ものへの集中の仕方」が解らなかった俺に、「集中法」を教えてくれた補助輪、ということになる。 確かに多幸感(幸せに感じること)も少なからずあった。世の中がこんなに鮮やかだとは思わなかった。 リタリンを飲んで迎えた最初の秋は紅葉があまりにも綺麗で泣き出した記憶がある。

同時に思うこともあった。ああ、覚醒剤ってこういう感じなのかな、と。成分だかなんだかそういうのが覚醒剤によく似てる、 っていう感じのことはカウンセラーさんと医師さんから何度も説明された。分量を守って、飲みすぎないことが肝心。 ていうかたまに飲み忘れて仕事に集中できなくて(´・ω・`)ショボーンってなることばかりで、 逆にうっかり多く飲んだってことはなかった。 リタリンはあくまで補助輪。服用量は補助輪の大きさ。正しい一定の量を飲んでれば車輪も一定のままだし、走行も安定するのです。

しかし、あくまで補助輪。いつかは外さなければならない日も来る。それは解っているのだけれど、 こんな形で、走行中にいきなりスポーン! とか補助輪引っこ抜かれることになるとはなぁ。

そういうわけなのです。