iso tank - 私生活 2006年 08月

じょうろん、じょうろん

いつこの躯が崩れ落ちるのかずっと考えている。脳の、額の上あたりにある空間には本来あるべき塊が無く、ぽっかりとした穴が開いている。 あるはずのものが無いことに感じる煩わしさ、しかしそこに無いものがもしあってしまったらどうなってしまっていたのだろう、と考えると、 それはそれで戦々恐々としてしまった。無い部分は他のもので満たせ。

ああそれにしてもいつになったら動かなくなるのか。時折待ち遠しくてたまらなくなる。目をつむる。目を開く。もう一度つむる。 まぶしい。中からガンガンと光が叩くせいだ。叩かれすぎて痛くなる。たまらず目を開ける。何もない。またつむる。ガンガンと叩く。 その中では光に向かって突き進まねばならない定めになっている。突き破らないと、痛い。光を押し返しかき分け突き抜けると、そこは空だった。 自由になった。自由だ。浮遊感。

今は見れなくなったが、また飛んでみたい。